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RPAは意味ない?役に立たないと言われる理由をRPA開発エンジニアが解説!

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RPAは意味ない?役に立たないと言われる理由をRPA開発エンジニアが解説!

RPAは意味ない?役に立たないと言われる理由をRPA開発エンジニアが解説!

2024/01/09

業務改善コンサルティング会社がお届けする、今回はRPAの第ニ回目です。

 

RPAは業務効率化のために多くの企業に導入されていますが、導入後に意味ない、役に立たないと感じてやめてしまう企業も多く存在しています。

この記事ではなぜそう言われてしまうのか、RPAをうまく活用するためにはどうしたらいいのかを解説します。


RPAでできること、できないこと

初めに、RPAでできること、できないことを解説します。

RPAは万能に思われがちですが、業務によっては自動化が難しいこともあります。

RPAに向いていない業務を無理に自動化することで、RPAの失敗につながるのです。


RPAでできること、できないことは簡単に分けると以下のようになります。

単純作業や繰り返し作業など、できることをRPA化することで大きな業務改善につながります。

しかし、複雑で細かい作業などのできないことをRPA化すると、余計に手間がかかることになり、RPAの導入を断念してしまう可能性があります。

 

RPAが意味ない、役に立たないと言われる理由

なぜRPAが意味ない、役に立たないといわれてしまうのか、RPAの導入がうまくいかない3つの理由を詳しく解説していきます。


理由① 業務改善の効果がでない


最も多く言われていることが、「業務改善の効果が出ていない」だと思います。

想定していたほど削減時間が出ず、RPAは役に立たなかったといわれてしまうことがあります。

削減時間が出なかった理由としては、選んだ業務が単純すぎたのかもしれません。

もともと負担のかかっていなかった業務は自動化したところでそこまでの削減にはつながりません。

また、あまりRPAを知らずに導入し、過度な期待をしていたためそこまでの効果を感じられなかったということもあります。

RPAを導入しようというときは、RPAについてよく調べ、上記で解説したようにRPAに向いている業務の中から負担がかかっているものがあるか、よく検討してから導入することが大切です。


理由② 開発コストがかかりすぎる


二つ目の理由として、「開発コストがかかりすぎる」ということがあります。

RPA化は簡単にできると思われがちですが、業務を洗い出して、開発箇所を選定し、そこからフローを書き起こす必要があります。

細かいところまで確実に書き出し、イレギュラー対応のあぶり出しなどもしていると想定以上の時間がかかります。

また、業務効率化を目指し、複雑な業務や膨大な業務を自動化しようとすると洗い出しにも開発にも時間がかかってしまい、開発コストがかかりすぎて結局諦めてしまう原因になります。

私が以前開発した案件の中にも、業務が複雑すぎて何度も担当者とミーティングを行いながらフローを書き起こし、すべてのイレギュラーに対応していたら、想定の倍以上の開発コストがかかってしまったことがあります。

結局その案件は、リリース後も新たなイレギュラー対応が発生し続けたためRPA化は諦めることになりました。

上記のようにならないためにも、RPA化する案件はある程度の開発コストは見越したうえで、改善につながるものを選ぶことが重要です。


理由③ 保守対応の負担が大きい


最後の理由として、「保守対応の負担が大きい」ことがあげられます。

RPAはAIなどのロボットとは違い、イレギュラーなことは自動で対応はしてくれません。

例えば、RPAで使用しているアプリケーションOutlookや webサイトのUIの変更があると、その度に変更する必要があります。

また、営業日稼働しているRPAで祝日が変更になった場合、改修対応が必要になります。

それ以外にも、想定していないことが少しでもあると、ロボットはすぐ止まります。

このようにRPAは意外と頻繁にエラーが発生します。

私が担当した案件で、帳票をダウンロードして保存するロボットがあったのですが、想定していないファイルの拡張子のものがあったり、ファイル名に環境依存文字が入っていて保存ができなかったりとリリース後1か月ほど毎日エラーが発生していたものがありました。

また、開発担当者が交代する際、マニュアルを作っておかないと、今後の対応が不可になってしまうこともあります。

RPAを止まらずに稼働させるためには、様々なイレギュラーを考えて事前に組み込んでおく必要があります。

また、設計書などのマニュアルは今後のためにも正確に、誰にでも確認可能なように作成しておくことが重要です。


まとめ

今回の記事ではRPAが意味ない、役に立たないと言われてしまう理由、RPAをうまく活用するためにはどうしたらいいのかを紹介しました。

RPAの導入に失敗したことがある方も、RPAの特徴を正しく理解し、正しい場所に使うことで大幅な業務効率化を期待できます。

一度失敗の原因を考えてみてはいかがでしょうか。

 

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