Power Queryフィル機能と時刻変換の重複する機能の違いについて
2024/05/06
業務改善コンサルティング会社がお届けする、今回はExcelのPower Queryの第十回目です。
Power Queryはデータ分析と加工のプロセスを簡単にする強力なツールです。特に、フィル機能と変換の機能は、日常的に遭遇するデータの問題を解決する上で欠かせないツールとなっています。
しかし、これらの機能の違いや使用方法については、初心者にとっては分かりにくいこともあります。この記事では、これらの機能の基本的な違いと、それらをいかにして効率的に利用するかについて、初心者の方向けに解説します。
Power Queryでのデータ処理の基礎を固めていきましょう!
【Power Query フィル機能と時刻変換の重複する機能の違い】
Power Queryの「フィル機能」と「時刻変換の重複する機能」についてご紹介します。
よく使用する機能なので押さえておきましょう!
・フィル機能について
・重複する機能「列の追加:時刻」と「変換:時刻」の違いについて
Power Queryにテーブルを読み込み、準備をしましょう。
1.テーブル内にカーソルを置き、データタブ> テーブルまたは範囲から をクリックします。
2.Power Queryが立ち上がったら、クエリ名を「労働時間」へ変更しておきましょう!
■フィル機能について
1.氏名列を確認すると、各自の2行目以降が”null”となっておりデータが入っていません。フィル機能を使用して、”null”部分に同じデータをコピーしましょう。
2.氏名列を選択し、変換タブ >フィル>下へ をクリックします。
3.同じ値が下まで満たされます(次の値までのnull)
▼もし、「変換タブ >フィル>上へ」を選択した場合は、上にデータが満たされます。
■重複する機能「列の追加:時刻」と「変換:時刻」の違いについて
データには業務の「開始時刻」と「終了時刻」があります。今回は時刻のみの表示にしたいのでデータを変換します。
時刻機能には、列の追加タブから変換する方法と、変換タブから変換する方法の2通りあります。この違いについて説明しますので、役割と特徴を理解しましょう。
<列の追加タブの時刻機能>
1.開始時刻の列を選択し、列の追加タブ > 時刻 > 時刻のみ をクリックします。
2.開始時刻列の時刻のみが表示された列が追加されます。
<変換タブの時刻機能>
1.開始時刻を選択し、変換タブ > 時刻 > 時刻のみ をクリックします。
2.開始時刻列が時刻のみの表示へ変換されます。変換では新しい列は追加されず、直接変換されます。
この記事を通じて、Power Queryのフィル機能と重複する機能の基本的な違いとその使い方をご紹介しました。
フィル機能は、データの不足部分を補完するのに役立ちますが、変換機能はデータを効率的に変換するのに適しています。これらの機能を適切に使用することで、データの加工と分析をよりスムーズに、そして効率的に行うことができます。今回の知識を活用して、日々のデータ操作をより効果的に行ってみてください。
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