Power Queryデータセット編 

業務改善コンサルティング会社がお届けする、今回はExcelのPower Queryの第十六回目です。

 

Power Queryは、Excelでデータを効率よく処理し分析するための強力なツールです。多くのデータを扱う際に、その整理や加工が煩雑になりがちですが、Power Queryを利用することでこれらの作業をより簡単かつ迅速に行うことができます。 

 

この記事では、Power Queryの基本的な使用方法と、データセットを最適化するいくつかのポイントを紹介します。これにより、あなたもデータ分析をより効果的に行えるようになるでしょう。 

 

【Power Queryのデータセット】 

・①テーブル形式になっている 

・②一番上の行が重複しない項目になっている 

・③テーブルの中に空のセルが含まれていない 

・④各列のデータが特定のデータ形式である 

・⑤集計のための行列が含まれていない 

・２種類のデータセットを使い分けよう！ 

 

 

■①テーブル形式になっている 

右側の様にテーブル形式になっていることが好ましいです。 

それでは②以降で詳細を確認していきましょう！ 

 

■②一番上の行が重複しない項目になっている 

数の項目が2つ存在し、“2023” と “2024” のデータで使い分けています。 

1つの列に纏めましょう！ 

 

■③テーブルの中に空のセルが含まれていない 

テーブルの中に “空のセル” が含まれていると、データが扱いづらくなってしまいます。 

この場合は “0” と入力しましょう！ 

 

■④各列のデータが特定のデータ形式である 

１つの列に年の “数値データ” や、合計の “文字列データ” が混在しています。 

データ形式は統一しましょう！ 

項目：年　（数値）　➡　文字列が含まれている　　　　 

項目：商品（文字列）➡　数値が含まれている　等・・・ 

 

■⑤集計のための行列が含まれていない 

各列のデータに、集計行が含まれています。 

Power Queryはデータの自動集計機能を備えているため、データセット自体に集計行を含める必要はありません。 

■２種類のデータセットを使い分けよう！ 

 

＜報告資料では左側のデータ形式がオススメ！＞ 

報告時などは、このように見やすい表の資料で問題ありません！ 

 

＜Power Query では右側のデータ形式がオススメ！＞ 

一見、見づらいテーブルですが、Power Query で分析や他データとマージ等、加工する際はこのようなテーブルにすると使いやすくなります！ 

 

今回はPower Queryを使用してデータセットをどのように整理し、効率的に分析するかについて学びました。基本的なテクニックから応用方法まで、少しずつ慣れていくことで、Power Queryの真価を発揮することができます。是非、今日学んだことを実際のデータ処理に活用してみてください。効率的なデータ処理が、より良い分析結果へとつながる第一歩です。