Power QueryとOneDriveの連携
2024/07/01
業務改善コンサルティング会社がお届けする、今回はExcelのPower Queryの第十九回目です。
データ共有は、チーム作業の効率化に不可欠です。Power QueryとOneDriveを組み合わせることで、チーム内でのファイル共有がより簡単かつスムーズに行えます。今回はこの連携を利用して、ファイルパスに関連する一般的なエラーをどのように回避できるかを詳しく解説します。
他のメンバーにデータを引き継ぐ際、通常Power Queryで指定された「ローカルパス」(個人のPCに紐付けられたファイルパス)を使用すると、エラーが生じることがあります。この問題を回避するためには、「SharePoint」や「OneDrive」を使用してWeb上のファイルパスを指定することが推奨されます。
■NGパターン
Aさんが自分のPCのローカルパスを設定してしまうと、BさんのPCからはそのファイルにアクセスできず、結果としてエラーが発生します。
■OKパターン
Web上のパスを使用すれば、どのメンバーもどこからでもファイルにアクセス可能です。
<設定手順>
ここではOneDriveを例にして説明します。
1.オンライン上で、OneDriveを開きます。
2.次に、「請求データ」ファイルをPower Queryで読み込むためのリンクを取得します。このファイルにカーソルを合わせて、「…」をクリック後、「詳細」を選択してください。
3.画面右側にファイル情報が表示されますので、スクロールバーで下に方にいきます。そこにある「パス」をクリックしコピーします。
4.次に、Power Queryにリンクを設定します。
Excelを開きデータタブにある Webから をクリックし、URL欄に先程のファイルパスをペーストし、OKをクリックします。
5.内容を確認し問題なければ、「データの変換」をクリックします。
6.先程のOneDrive上にあった、「請求データ」というファイルをPower Query に取り込むことができました。
これで、Web上にあるパスの設定ができたので、他の人がファイルを開いてもエラーは起こらなくなります!
以上がPower QueryとOneDriveの連携方法です。この方法を用いることで、どのデバイスからでもアクセス可能なデータソースを設定でき、エラーなく効率的にデータを共有することが可能です。チームでのデータ管理をさらに効率化しましょう。
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