Power Query データエラーとは？：エラーの解消編 

業務改善コンサルティング会社がお届けする、今回はExcelのPower Queryの第二十三回目です。

 

Power Queryでエラーに直面したとき、どのように解決すれば良いのでしょうか？ 

前回は「どういう時にエラーが発生するのか」について、ご紹介しました。今回の記事では、一般的なエラーの解消法を二つのパターンでご紹介します。具体的なステップを追って、エラーを削除または置換する方法を学びましょう。 

 

【データエラーの解消編】 

・エラー解消パターン１：エラーを削除 

・エラー解消パターン２：エラーの置換 

・エラー解消の確認 

 

【エラー解消パターン１：エラーを削除】 

1.適用したステップの「変更された型」をクリックし、エラーが発生したところに移動します。エラーとなっている「売上高」の列を右クリックし、「エラーの削除」を選択します。 

2.ステップの挿入のポップが表示されるので、「挿入」をクリックします。 

3.エラーを削除したので、適用したステップに「削除されたエラー」が追加されました。これでエラーが解消されました。 

【エラー解消パターン２：エラーの置換】 

1.適用したステップの「変更された型」をクリックし、エラーが発生したところに移動します。エラーとなっている「売上高」の列を右クリックし、「エラーの置換」を選択します。 

2.ステップの挿入のポップが表示されるので、「挿入」をクリックします。 

3.エラーの置換画面で「0」と入力し、OKをクリックします。 

4.「原価」列のエラーも同じよう右クリックし、「エラーの置換」を選択します。 

 

5.こちらも同様にステップの挿入で「挿入」をクリックし、エラーの置換画面では値を「0」にして「OK」をクリックします。 

 

 

6.エラーを置換したので、適用したステップに「置換されたエラー」が追加されました。これでエラーが解消されました。 

 

【エラー解消の確認】 

1.エラー解消作業が完了したので、Excelにインポートします。ホームタブ ＞ 閉じて読み込む をクリックします。 

2.クエリと接続を確認すると、エラーが解消されていることが分かります。 

また、エラーを「0」に置換したデータを反映されていることが確認できます。 

 

これで、Power Queryでのデータエラーを効果的に解消する方法をマスターしました。エラーを削除する方法とエラーを置換する方法を試して、データ処理の正確性を高めましょう。