Power Query 列のマージをマスターしよう！  

業務改善コンサルティング会社がお届けする、今回はExcelのPower Queryの第三十五回目です。

 

データの統合は分析の効率を大幅に向上させます。この記事では、Power Queryを使用して異なる列をマージする方法を、特に「null」データが含まれるケースを含めて、初心者にも分かりやすく説明します。列のマージをマスターすることで、より洗練されたデータセットを作成しましょう。 

 

 

下図、「支店」、「部署」、「チーム」の列をマージします。今回の操作で２つのポイントを押さえましょう！※「チーム」列に ”null” データが入っています。 

 

ポイント１：変換タブから列のマージ　　　➡　“null”のセル関係なくマージされます 

ポイント２：列の追加タブから列のマージ　➡　値があるセルのみがマージされます 

 

＜変換タブから列のマージ＞ 

1.Power Queryにデータをインポートします。 

2.「支店」、「部署」、「チーム」の列を選択し、変換タブ ＞ 列のマージをクリックします。

3.結合された結果が分かりやすいように、「-」で区切りましょう。 

区切り記号を「カスタム」で「-」設定し、 OKをクリックします。 

4.列がマージされました。2行目を確認すると、最後に「-」が入っており、空白の部分も列がマージされていることが分かります。 

 

＜列の追加タブから列のマージ＞ 

1.Power Queryにデータをインポートします。 

2.「支店」、「部署」、「チームの列を選択し、列の追加タブ ＞ 列のマージをクリックします。 

3.結合された結果が分かりやすいように、「-」で区切りましょう。 

区切り記号を「カスタム」で「-」設定し、 OKをクリックします。 

4.列がマージされました。

 

5.追加された列を確認すると、以下の結果になりました。 

「チーム」列の値が”null”の場合　 2列のみがマージ 

「チーム」列に値がある場合　　　3列がマージ 

 

今回はPower Queryを利用して、複数の列を効果的にマージする方法を見てきました。正しいテクニックを用いることで、「null」データを含む複雑な情報も適切に処理できます。これらのスキルを活用して、日々のデータ作業をスムーズに進め、より信頼性の高い分析結果を得るための一歩を踏み出しましょう。