Power Query ピボット解除でデータ整形① テーブルの準備
2024/11/25
業務改善コンサルティング会社がお届けする、今回はExcelのPower Queryの第四十三回目です。
データをより効率的に分析するためには、その準備が重要です。この記事では、Power Queryでのピボット解除に適したデータテーブルを作成する手順を紹介します。まずは「在庫管理」表を例に取り上げ、分析に適した形式のテーブルの作り方を学びます。これはPower Queryを使う前の準備段階であり、データ整形の利便性を高めるための重要なステップです。
【実務でよく使用される表】
実務では、下図の「在庫管理」のような「①会社名、②年別在庫数、③合計」の形式で管理するケースが多いと思います。ただし、このままだとピボットテーブルでデータ分析することはできません。
【データ分析に向いたテーブル】
下図の「①会社名、②年、③在庫数」がそれぞれ個別にデータが入力された形式ですと、ピボットテーブルでデータ分析が可能になります。
■実務でよく使用されるテーブルの準備
1.以下の表を、テーブルデータへ変更し、Power Queryにデータをインポートするための準備を行いましょう!
在庫管理表の範囲を選択します。
2.選択範囲をテーブル化しましょう。 Ctrl + T でテーブルの作成 > 「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」はチェックを外し、OKをクリックします。
3.ヘッダーが下図の形になるので修正していきます。
4.「テーブルデザイン」タブを選択し、見出し行のチェックを外します。また、テーブルスタイルはなしを選択しましょう。
5.テーブル名も変更しておきましょう。「テーブルデザインタブ」からテーブル名を「会社別在庫管理」へ変更します。
6.これでテーブルの準備が完了しました。
今回の記事で基本的なテーブルの設定方法を学びました。次回はこれを応用して、ピボット解除を行い、さらに複雑なデータ分析用のテーブルを作成するプロセスを詳しく解説します。データの整形がどのように分析をサポートするかを見ていきましょう。
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