Excelにはないスプレッドシートだけの関数「QUERY(クエリ)関数」
2025/10/16
今回は、Excelにはないスプレッドシートだけの関数「QUERY(クエリ)関数」をご紹介します。
大量のデータの中から、特定の条件に合う情報だけを瞬時に取り出したい…。
例えば、毎月の売上データから「東京支店」の成績を抜き出す…このような作業、経験したことは無いでしょうか。
そんな時、ExcelではVLOOKUPやIFなど複数の関数を組み合わせる場面でも、スプレッドシートのQUERY関数なら、たった一つで完結させることができます。
【QUERY関数とは? データにお願いすること】
データベース言語であるSQLを元にしているため、最初は少し難しく感じます。
しかし、一度基本的な使い方を覚えれば、スプレッドシートでのデータ活用の幅が劇的に広がります。
これまで手作業や複雑な数式で行っていた分析・レポート作成業務を大幅に効率化可能です。
基本は、2つだけです。
=QUERY(①どこから, "②どんなものを")
①どこから:データが入力されている範囲全体を指定します。(例:A1:Z9999)
②どんなものを:命令文を" "(ダブルクォーテーション)で囲んで伝えます。
【命令文の作り方】
上手にお願いするための、2つの基本的な「命令文」を覚えましょう。
列を選ぶSELECT、条件を絞るWHERE。この2つを組み合わせるだけで、欲しい情報を自由自在に抜き出せます。
1. SELECT (セレクト)
「どの列の情報を持ってきてほしいか」を伝える言葉です。
・SELECT * ⇒ 「すべての列を、ぜんぶ持ってきて!」
・SELECT A, C ⇒ 「A列とC列だけ、持ってきて!」
2. WHERE (ウェア)
「どんな条件に合うものを探すか」を伝える言葉です。
・WHERE C = '東京' ⇒「C列の文字が'東京'のものだけ探してね」
・WHERE E > 10000 ⇒ 「E列の数字が10000より大きいものだけ探してね」
※文字を指定するときは、' '(シングルクォーテーション)で囲むのがルールです。
以下のような売上データ(範囲:A1:E)があるとします。
A列:日付 B列:担当者 C列:支店 D列:商品 E列:売上
8/1 田中 東京 商品A 10,000
8/1 鈴木 大阪 商品B 15,000
8/2 佐藤 東京 商品C 20,000
◎例1「東京支店」のデータを、ぜんぶ見たい!
この場合、「データ全体から、ぜんぶの列を、ただしC列が『東京』のもの」とお願いするので、以下のようになります。
=QUERY(A1:E, "SELECT * WHERE C = '東京'")
これだけで、東京支店のデータだけが別の場所に自動で一覧表示されます。
◎例2「東京支店」の「担当者」と「売上」だけ見たい!
今度は「データ全体から、B列とE列だけを、ただしC列が'東京'のもの」とお願いします。
=QUERY(A1:E, "SELECT B, E WHERE C = '東京'")
このように、見たい列だけを自由に選んで表示させることも簡単です。
【まずは簡単な条件を1つ】
QUERY関数は、もっと複雑なお願いもできますが、まずは「条件を1つだけ指定して、データを探してきてもらう」使い方から慣れてみてください。これだけでも、データを探す手間が劇的に減ることを実感できるはずです。
まずは社内データの抽出で試してみてください。実務に活用し、業務を効率化していきましょう。
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