ExcelでできるABC分析の計算手順【5ステップ】
2026/01/08
今回は、Excelやスプレッドシートを使って、手元のデータから実際にABCランクを算出する手順を解説します。
難しそうに見えますが、使うのは「割り算」と「足し算」のみ。
一度型を作ってしまえば、ずっと使える分析スキルです。
5ステップで解説します。
◎データの準備
商品名や顧客名と「売上金額」が並んだリストを用意します。
(例:A列に商品名、B列に売上金額)
①売上が大きい順に並べ替える
最初の重要ポイントです。
データ範囲を選択し「降順(Z→A)」をクリックして、売上が高い順に並べ替えます。
累積構成比を正確に計算するために、貢献度の高い順に並んでいることが必須条件です。
データの順番がバラバラでは、正しい分析ができません。
②全体の合計を出す
リストの一番下に、SUM関数を使って売上の「合計」を出しておきます。
(例:合計がセルB100にあるとします)
③構成比を出す
「この商品は、全体の何%を占めているか?」を計算します。
C列に「構成比」という項目を作ります。
計算式:= 商品の売上 ÷ 売上の総合計
重要:合計のセルが動かないよう絶対参照にするため「$」をつけます。
例:=B2/$B$100
上記の数式を一番下の行までコピーし、表示形式を「%」にします。
④累積構成比を出す
ここからがABC分析の本番です。
「上から足していったら、どこで70%を超えるか?」を確認するために、構成比を足し合わせていきます。
D列に「累積構成比」という項目を作ります。
1行目:そのまま隣の構成比を使います。(例:=C2)
2行目以降:「上の段の累積」+「自分の構成比」を足します。
例:=D2+C3
一番下までコピーします。
最後の行がちょうど「100%」になれば成功です。
⑤ランク付けを行う
累積構成比を見て、以下の基準でグループ分け(ランク付け)をします。
・Aランク:累積が0% 〜 70%まで
売上の柱となる最重要グループです。
在庫切れは絶対に防ぎましょう。
・Bランク:累積が70% 〜 90%まで
次の2割を支えるグループです。
Aランクへの昇格を目指します。
・Cランク:累積が90% 〜 100%まで
数は多いですが、売上への貢献度は低いグループです。
管理コストを見直す対象になります。
※「70:90:100」の境界線は、調整して構いません。
(例:80:95:100など)
数字の羅列だったデータが、A・B・Cのランクを持つことで「分析データ」に変わります。
ぜひ一度、手元のデータで計算してみてください。
意外な商品がAランクの「売上の柱」だとわかるかもしれません。
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