損益分岐点とは?目標売上の意味と値引きが危険な理由をわかりやすく解説
2026/03/12
今回は、少し視座を高めるビジネスの基礎知識「損益分岐点」についてです。
「毎月の売上目標、なんでこの金額なんだろう?厳しすぎない?」
営業会議や目標共有の場でそんな風に感じたことはありませんか?
目標数字は、決して適当に決められているわけではありません。
「ここまでは絶対に売らないと、会社として赤字になってしまう」というギリギリのライン、つまり「損益分岐点」がベースになっていることが多いです。
損益分岐点とは「利益がちょうどプラスマイナスゼロになる売上高や販売数」を指します。
このラインを超えて初めて、会社の利益が生まれます。
会社が利益を出す仕組みを知って「自分の仕事がどれくらい会社に貢献しているか」を正しく把握して、日々の仕事の納得感を高めていきましょう。
【売上のすべてが「利益」ではない】
1万円の商品を売ったとしても、会社に1万円がそのまま残るわけではありません。
売上金額から、商品の仕入れ代や材料費、外注費などが引かれます。
これらは売上に比例して出ていくお金です。それらを引いて、実際に手元に残ったお金を「限界利益」と呼びます。
ビジネスにおいて本当に重要なのは、売上金額そのものよりも「手元に残った利益(限界利益)」です。
【費用は大きく分けて2種類】
仕組みを知るために、自分の部署や商品にかかっている費用をイメージしてみてください。
損益分岐点を販売個数で考えると、考え方はとてもシンプルです。
固定費:商品が売れても売れなくても、毎月かかる費用
(例:オフィスの家賃、給与などの人件費、ツールの月額利用料など)
変動費:売上に比例して増える費用
(例:商品の仕入原価、外注費、販売手数料など)
固定費÷(販売単価 - 1個あたりの変動費)=目標販売個数
カッコの中の「販売単価 - 変動費」は、1個売るごとに会社に残るお金です。(これが限界利益)
「1個売って残ったお金」をコツコツ貯金箱に入れていき、重たい「固定費(家賃や給料)」の支払いが終わった瞬間が、損益分岐点達成の時です。
ここから先が、初めて「会社の純粋な黒字」となり、新しい設備の投資や、決算賞与、来年の昇給の原資として貯まっていきます。
つまり、会社が設定している目標数字は「単なるノルマ」ではなく、まずは固定費を確保し、その上で未来への投資分を作るためのラインであることが多いです。
【「値引き」がなぜ厳しいのか?】
こう考えると、安易な「値引き」がなぜ嫌がられるのかも見えてきます。
値引きをするということは、1個あたりの「手元に残る利益」を減らすことです。
1個あたりの利益が減れば、固定費を回収するために、今までよりもたくさんの数を売らなければなりません。
ゴール(損益分岐点)にたどり着くのがどんどん遅くなり、黒字化が遠のいてしまいます。
損益分岐点という考え方は、会社と自分を守るための大切な羅針盤です。
ぜひ今日から、自分の仕事が「利益」をどう積み上げているか、少し意識してみてください。
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