CAGRとは?年平均成長率の計算方法とExcel活用法
2026/05/14
今回は、会社の成長スピードを正しく計算する「CAGR(年平均成長率)」の解説です。
「5年で売上倍増と言われても、毎年の成長ペースがピンとこない」
「来期の事業計画を立てる際、目標数値の根拠が曖昧になる」
例えば「5年で1億円の売上が2億円になった」とします。
成長率を知るために、単純に1億円増を5年で割って、毎年20%の成長だと計算するのは間違いです。
【単純な割り算で計算してはいけない理由】
会社の売上は前年の実績をベースに「雪だるま式(複利)」で増えていくからです。
もし本当に「毎年20%成長」を5年続けると、1億円は2億円ではなく、約2.5億円になります。
現実の売上は、大きく伸びる年もあれば足踏みする年もあり、デコボコしています。
単純に割り算をすると、実態よりも不自然に高い成長率を出してしまいます。
間違った高い成長率をベースに来期の計画を立てると、非現実的なノルマとなり、現場を疲弊させる原因になってしまいます。
【デコボコな成長を平準化する「CAGR」】
そこで役立つのが「CAGR(Compound Annual Growth Rate=年平均成長率)」です。
「もし毎年同じペースで成長し続けたとしたら、平均何%になるか」を算出する指標です。
先ほどの「5年で1億円が2億円になった」例をCAGRで正しく計算すると、答えは約14.9%になります。
直感的な「20%」とは、5%もの大きなズレがあります。
CAGRで計算した「14.9%」が、地に足のついた会社の本当の成長スピードです。
【Excelの「RRI関数」で計算】
CAGRの計算式は複雑ですが、Excelの「RRI関数」を使えば簡単に正確な数値を算出できます。
◎任意のセルに、以下の順で入力してください。
=RRI(期間の年数, 初年度の売上, 最終年度の売上)
例:=RRI(5, 100000000, 200000000)
途中の年(2年目〜4年目)の売上データは計算に必要ありません。
スタートとゴールの数字さえあれば、簡単に計算できます。
【説得力のある事業計画を見極める】
CAGRは、華やかな言葉の裏にある「現実的な成長スピード」を見極める必須スキルです。
自社の本当の成長率を知ることで、来期の目標設定がぐっと現実的で意味のあるものに変わります。
まずは自社や担当部署のデータを用意し、Excelで本当の年平均成長率を計算してみてください。
自身の売上目標が根拠のある数字なのか見極めてみましょう。
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