標準偏差とは?意味とExcelでの求め方をわかりやすく解説
2026/04/30
今回は、平均値の裏に隠れたリスクを見抜く「標準偏差」の基本を解説します。
「平均点は目標を達成したのに、なぜか現場の不満が多い」
「極端なデータの偏りに気づかず、見当違いの対策を打ってしまった」
平均値は全体を把握するのに便利な反面、大きな落とし穴が存在します。
標準偏差を知れば、隠れたリスクや品質のムラを正確に見抜けます。
【平均値だけで判断するのが危険な理由】
平均が同じでも、中身のデータが全く違うことがよくあります。
顧客満足度アンケート(5点満点)の結果を例に比べてみましょう。
・ケースA:全員が「普通(3点)」と回答
・ケースB:半数が「大満足(5点)」半数が「不満(1点)」
どちらも平均は3点ですが、対策は全く異なります。
ケースBでは、平均値だけを見て安心していると、裏に隠れた「不満を持つ半数の顧客」を失うリスクを見逃してしまいます。
【データのばらつきを見える化する「標準偏差」】
データの散らばり具合を客観的な数値にした指標が「標準偏差」です。
・標準偏差がゼロに近い:全員の点数が平均点付近に密集している
・標準偏差が大きい:極端な高得点と低得点が混在している
店舗の売上分析であれば、標準偏差を見ることで「特定の日だけ極端に売れているのか、毎日安定して売れているのか」を判断できます。
リスクや品質の安定度を測るうえで、標準偏差は欠かせない指標です。
【Excel関数で計算する手順】
複雑な計算は不要です。Excelの関数を使えば簡単に計算できます。
計算の手順:
①空いているセルに =STDEV.P( ) と入力。
②括弧の中に、調査したいデータの範囲を選択してEnterキー。
例:A1:A10にデータが入力されている場合
=STDEV.P(A1:A10)
※「P」は全データを対象にするという意味です。これを1つ覚えるだけで、誰でも簡単にデータのムラを可視化できます。
【平均値と標準偏差はセットで確認】
標準偏差は、データの質や隠れたリスクを教えてくれます。
・「平均」で全体の位置を知る
・「標準偏差」で安定度を知る
次回のデータ分析では、必ずこの2つをセットで算出してみてください。
今まで見落としていた現場の課題が、数字として浮かび上がってくるはずです。
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