移動平均とは?Excelでの使い方と売上トレンドの見方を解説
2026/04/23
今回は、日々の細かい売上の上下動を取り除き、長期的な傾向を掴むテクニックをご紹介します。
「毎日の売上グラフがギザギザで、パッと見て傾向が分からない」
「結局、数字全体が上がっているのか、下がっているのか見えない」
「曜日ごとの売上のブレにいちいち一喜一憂してしまう」
こんな経験はないでしょうか。
日々のデータには、休日の極端な落ち込みや大口注文といった、極端な売上の波が必ず含まれます。
このままグラフにすると、たまたまの増減に振り回され、全体の方向性を見失う原因になります。
そこで役立つのが、一時的なブレを排除し、成長トレンドを一目で把握できる「移動平均」です。
【ギザギザを滑らかにする「移動平均」とは?】
移動平均とは、一定期間の平均値を少しずつずらしながら結んだ線のことです。
つまり、「直近◯日間の平均」を毎日計算し続けた結果を線にしたものになります。
例えば「7日間の移動平均線」。
今日を含めた過去7日分の平均値を計算し、それを毎日繋いでいきます。
常に「直近1週間分の平均」を見るため、曜日ごとの売上の波が綺麗に平準化されます。
さらに長期的なトレンドを見たい場合は「3ヶ月(90日)の移動平均」も有効です。
期間を長く設定するほど、より大きなビジネスの波を視覚化できます。
【Excelで移動平均線を追加する3ステップ】
複雑な関数や計算式は一切不要です。
すでに作成済みの折れ線グラフがあれば、数回のクリックで追加できます。
①グラフを選択
既存のギザギザした折れ線グラフをクリックします。
②要素を追加
画面左上に表示される「グラフ要素を追加」ボタンをクリックします。
③移動平均を選択
「近似曲線」をクリックし「移動平均」を選びます。
◎期間(区間)の変更方法
グラフに追加された「新しい線(点線など)」をダブルクリックすると、右側に設定画面が開きます。
そこにある「区間」の数字を「7(1週間)」や「30(1ヶ月)」に変更してみてください。
数字を大きくするほど、滑らかなトレンド線が描かれますが、短期の変化には鈍感になります。
目的に応じて期間を調整してみてください。
移動平均を活用すれば、細かい上下動に惑わされず、自社の「本当のトレンド」を正しく読み取れます。
まずは、お手元のデコボコしたグラフに移動平均線を1本引いてみてください。
これまで隠れていた売上の傾向が、はっきりと浮かび上がるはずです。
次回の会議資料から、ぜひ活用してみてください。
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