営業で成果を出す「有効見込み案件倍率」の考え方
2026/07/30
今回は、常に目標を達成し続けるための先行指標「有効見込み案件倍率」の鉄則を解説します。
「月末になると、来月の売上見込みがなくて焦る」
「目の前の案件を1つ失注しただけで、目標未達が確定してしまう」
「毎月の売上に波があり、精神的な負担が大きい」
目先の商談をこなすだけの営業活動は非常に危険です。
翌月の見込み案件が枯渇し、毎月ゼロからのスタートを強いられてしまいます。
月末の焦りから解放されるためには、自分の受注率から逆算した「十分な見込み案件」の確保が必須条件です。
【なぜ目標金額ぴったりでは足りないのか?】
目標100万円に対して、見込み案件が100万円しかない状態を想像してください。
営業において「受注率100%」は基本的にあり得ません。
顧客側の予算削減や競合の登場など、商談の終盤でも失注リスクは潜んでいます。
たった1件の失注や契約延期が、目標未達という結果を招いてしまいます。
見込み案件は、常に減っていく前提で多めに確保する意識が不可欠です。
【有効見込み案件倍率とは】
将来の売上見込みを可視化する指標が有効見込み案件倍率です。
手元にある見込み案件の合計金額が、目標金額の何倍あるかを示します。
一般的な法人営業では「3倍」が目安と言われることもありますが、実際には業種や商材、個人のスキルによって受注率は大きく異なります。
重要なのは、一般的な数字を鵜呑みにせず、自分の平均受注率から必要な倍率を逆算することです。
【自分に必要な倍率を計算する】
ご自身の過去の成績を振り返り、受注率を出してみてください。
そこから必要な案件の量がわかります。
・受注率が約33%(3件に1件)の場合:
目標の「3倍」の案件が必要です。
手元に300万円の案件があれば、受注率33%で100万円の目標に到達
・受注率が20%(5件に1件)の場合:
目標の「5倍」の案件が必要です。
手元に500万円の案件があれば、受注率20%で100万円の目標に到達
【常に必要な案件を維持する鉄則】
月末の追い込み時期であっても、新規案件の種まきを絶対に止めてはいけません。
目の前の契約を取るということは、手持ちの案件を確実に消費している状態です。
クロージングに集中するあまり、新規アプローチを怠ると、来月が0スタートになってしまいます。
毎週必ず一定の時間を、新規顧客や過去の顧客へのアプローチに投資してください。
まずは、自分の平均受注率を把握し、自分に必要な有効見込み案件倍率を割り出しましょう。
そして、今抱えている見込み案件がその倍率に達しているか確認し、足りなければ目標達成に向けて動き出してください。
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